オヌシに教えることは、もう何もない。

主にボドゲのインスト論とかをかいていくよ

ドミニオンのインストについて その1

某氏に依頼されていたのでこちらの記事などを見て自分も書きたくなったので、というかずっとアウトプットするタイミングを窺っては失っていたので
いい加減ここいらでドミニオンを他人にインストする』レシピをぶつことにする。


【注意】「ドミニオン基本」第一版をもとにインストをする前提で書いています。
というかまさか引退して一年以上経ってから書くなんて
っていうかこのブログ自体開設から何年経っての初投稿なのか

まあいいか

 

 

------【以下、本題】------

 


【序章】

我々ゲーマーにとって、プレイヤー、つまり同好の徒の獲得・拡大は重要事項である。
相手がいなければゲームは遊べぬ。ゆえに門戸は広く開かれていた方が好ましい。
しかし、ゲームの実力・力量は至上のプレイヤーでも、
人に教え、引き込むことは難しい。世知辛い世の中である。
 さて、幸運にも貴方の呼び掛けに応え、数人の「はじめてドミニオンを遊ぶ」プレイヤーが目の前に着席したのであった……

 

【本論】
【①】

まずはコンポーネントを準備しよう。
箱を開いて用意するのは、マニュアル冊子にも書かれている『最初のゲーム』サプライである。

このサプライは、比較的効果がおとなしく、分かりやすく、かつ基本事項は一通り抑えているバランスの良いサプライだと思う。なお5-2
この際、本サプライでは意図的に購入しない限り不要な「呪い」は出さなくてよい。

サプライと各人の初期デッキを、バーテンのような手つきで用意して配りながら、
ここで一つやっておくことがある。それは、

「今までどんなゲームやってました?」「なんかゲームやったことあります?」

という質問だ。
これにより、個々人のゲームセンスや遍歴、得意・苦手な箇所などが推察できるのだ。
 例えば、TCGやってました!』という人はドローや廃棄等のデッキ構築は得意だと思われるので、個々のカード説明などは若干巻きでの説明が望ましいかもしれない。
 また、「いや、あんまりゲームの類は…」と言われればこの手の遊戯に不慣れな公算が高く、インストのテンポを落とす必要があるかもしれない。もちろん前者の人と後者の人が混じった場合、後者の人に合わせたインストにしよう。

 

【②】
サプライと各人のデッキの準備が出来たらインスト開始だ。
が、いきなりゲームシステムの話を始めたり、あまつさえゲームを始めようとするのは推奨できない。焦るな。落ち着け!座れ! 物事には「掴み」や「順序」があるのだ。

まず何を話すか。オススメはゲームのフレーバーのアレンジである。マニュアル失くした
こんな感じで↓

 

『貴方達は世襲の領主です。偉大な両親が亡くなり、貴方は遺産を相続しました。
 手元にあるのが引き継いだ遺産でーす(デッキを示しつつ)
 さて、見渡すと貴方達の周りには、(勝利点を示しながら)まだ誰も治めていない、手付かず同然の領土が多く残っていることに気が付きました。
 貴方達は野心家なので、同様の境遇の他者よりも先んじてこれらを手中に収めようと考えました。しかし、独力では難しいので、これらの(王国カードを示しつつ)協力者たちの力を借りたり、(財宝カードを示しつつ)経済基盤を整えたりしながら、効率よく、相手より早く、一番大きな領土を収めた人の勝ちというゲームです。』

 

これら①②により、会話による緩い雰囲気を保ちつつ、細かいインストの流れを考えたり、初心者さん達に全貌を軽く掴んでもらったりすることができる。

 

……まだシステムについて全く触れてねえ!

③以降は次回で。